貴方 8

2004年7月7日 貴方
顔を見たら、声を聴いたら、
やっぱり脳から何かが分泌されて、
変化が生じる。

特別な貴方を感じる。

貴方が次に何を話すか知りたくて、
貴方に言われた本を読んで、
夏の暑さに打たれる。

自分が何者かを知る。

単なる機械に、自動制御されるものに、
生命は必要ない。
私には私の時間を生きる義務があることも、
貴方を見なければすぐに忘れてしまっていた。

今日は空の恋人達が巡り合う日。
私は貴方に会いに行けるけれど、
その時間と存在を貪る清廉な気持ちは、いつしか変わっていくのでしょうか。
それとも空の恋人達のように、作られた永遠に浸るのでしょうか。

貴方のいない世界に行けば、
機械になりたがっている私はすぐに、
システムを維持することだけを考えるモノに変わる。
変わりたくないという思いは無に帰す。
その思いを抱いていたことごと、すべて忘れてしまう。

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