ある光

2004年11月19日 キミ
光があれば影があるように
私の中には
優しい気持ちもあれば残酷な気持ちもある

それは単なる気まぐれではなくて
一つのものから生まれている

背反する二つの気持ちは互いを否定するけれど
どちらも私
たとえ私が完全に気持ちをコントロールしていてさえも

私は優しい振りをして
キミを傷つけたいと願う
私は冷たい振りをして
キミを包んであげたいと思う

気付いている?

キミへ 消去

2004年7月15日 キミ
ばいばい。
昔大切にしたキミ。

もう生きているのも死んでいるのも同じことにしましょう。
他人でもなく知り合いでもなく、
存在するものと存在しないものの境目に、
キミを閉じ込めて永いお別れ。

キミヘ 8

2004年7月12日 キミ
せっかくの舞台に輝けないキミを見た。
そんなことはわかっていたし、
キミ自身もわかっていて、ただただ心に防衛線を張る。

くだらない。

つまらない時間の使い方。

全てのものから自分を守って、どうしたいの?
自分を何のために使うの?
殻に籠る意味がないのだから、剥き出しの心で外に触れて。

ずっとそのままのキミを見ていることすら、
時間の無駄に思えてきた。
切断の期限がまた近づいたね。

キミへ 7

2004年7月8日 キミ
キミが返事をする理由はひとつ。
私の世界を自身から切り離さないため。
いくら周りに非難されても、キミは答えるしかなかった。
自分のために。

でももう離れていい。
キミはキミを守ってくれる人と生きて。
私はキミを見ているのは好きだけれど、
キミの側にはいたくないのです。
子供の遊びみたいに、おもちゃを上手に扱うこともできない。
そんなキミたちを見て笑っているの。
私は。

壊れるのも、繋がるのも勝手。
干渉する気はない。
傷つくのは自分の責任で、
傷つけられるのも自分の責任でしょう?
他人の肩にその責任を乗せようとしないで。
利用される気もない。

キミを一人にしても、私は得をしないけれど、
見ている分には面白いかもね。
そんな私にキミが気付いたらどうするかしら。
そろそろキミの夢から消えてもいいかな。

キミへ 6

2004年6月16日 キミ
キミの声が誰かに届きますように。
キミの瞳が誰かを映しますように。

いまや透明な境界線が私とキミの間を阻んで、
どんなに焦がれても触れることはできない。
私たちはお互い気付かないあいだに、
遠い世界に住むようになっていたのです。

こんなに近くにいるのに。
こんなに救いようのない、遠くの世界へ行くことを選んだのは私です。

見えるけれど聞こえないなんて残酷。
見えるけれど触れられないなんて、何のために見えている?
いっそ世界の外側からこのやり取りを見ることができれば、
その理由にはすぐ気付いたでしょう。

こんなに遠くにいるのに。
痛いほどキミの気持ちが伝わるのは何故。

手を離さなくても、
とうの昔から互いに到達不可能な世界に居た私たち。
キミはそれを見てまた絶望するのでしょう。

キミへ 5

2004年6月15日 キミ
プライドにしがみついて、想い出にしがみついて。
話す言葉に論理はなく、紡ぐ言葉は持続せず、
ただ、刹那の感情を外に出す。

こんなふうに、「優しくされたい」と全身で叫ぶ人を他に知らない。
心から涙を流し、他人を傷つけながら生きてください。

忘れないで。
誰でも優しくされたい。
キミが誰かに優しくすれば、その優しさが返ってくるかもしれない。
与えるだけ、貰うだけなんて優しさが可哀想でしょう?
そんな無機質な道具ではない。

こんな子供騙しの理屈をつければ、
キミを説得できるかもしれない。
もし、キミの手を引けるならば
私はそう言ってキミの手を離し、そっと背中を押しましょう。

私がいる場所はdead-end。
手を離せばキミはもう二度と私に会えない。
私の世界はもう二度と他の世界に接続しない。
楽園から追放されないために、キミは私との接触から逃げつづける。

やっと追い詰めた。
追いかけっこはそろそろ終わりの時間。
覚悟を決めて自分から手を伸ばしたら?
楽園の崩壊は決まった出来事です。

キミには決して変えられない。

キミへ 4

2004年6月14日 キミ
そろそろ覚悟は決まりましたか?
手を伸ばせばまだ間に合うのに、キミは決して人の手を掴もうとしない。

人は永遠に孤独です。
どんなに待っても、キミの心をそのまま理解できる人なんていない。

でもその境界線がないと怖いと思いませんか?
その恐ろしさを味わうよりも、一人が良い。

キミは他人との境界線を知っていて知らないふりをしているだけ。
「自分のことをわかってくれない」から怒り、
「自分は一人で生きてる」と言う。
わかって欲しいのなら強がりをやめれば良いのに。

私を見て彼女から離れたり、
私と偶然会った時には不安定になったり、
私にメールを返すのに、私の顔も見たくないと他人には言うのですね。

私のことはもう忘れた。
記憶もない。
そう言いませんでしたか?

キミにはこの世界をしっかり歩いて欲しい。
そのための手助けならするつもりです。
あの頃の記憶がないならばそれも可能なはずなのに、
何をそんなに怯えているの?

キミへ 3

2004年6月12日 キミ
5年経って漸くキミは、新たな宿主を見つけましたね。
でもキミの思惑は外れて、彼女は思いのほかキミのことを理解できない。
彼女は私を利用し、かつ、キミから私を遠ざけたいばかりに
バランスを失いかけている。

キミと彼女は似ているところがある。
他人の心をコントロールしたくて仕方ないところ。
自分が主導権を握っていないと、他人は信用ならないから落ち着かないのね。
元恋人に嫉妬するあまり、直接私に会いに来たあげく、
私は「いい人」「優しい人」だからお友達らしいですよ?
そんなことを周りに言いふらして。
公然と友達になれば、絶対に貴方に危害を加えない保証になるとでも思っているの?
貴方が操っているつもりの周囲の人々はどうか知らないけれど、
私は他人との関係に飢えてはいない。
必要に応じて関係を絶つことなど容易なのです。

そもそも私への嫉妬がある彼女に私の心がコントロールできるわけがない。
コントロールできるなら私への嫉妬は消えるはずでしょう?
彼女の全ての感情は、私の心の何一つとして動かせない。
彼女もそれに気付けば矛盾。今は欺瞞。

少なくともそのことを知っていたキミは
彼女が私に接触したことで不安定になった。
彼女がおかしくなるとでも思いましたか?
それとも私に心を見透かされると自覚するのが怖い?
悪いけど、キミの卑怯な心なんてとうに皆に知れているのよ。

一人で生きるか他人を信用するか。
そんなに難しい選択ですか?

キミへ 2

2004年6月11日 キミ
(忘れたことを無理やり想い出して)
「僕は死にたい」と口癖のようにキミは言う。

若かった私はキミの悲しい言葉に一喜一憂して
泣いたり苦しんだりしました。
ほんとうにキミが消えてしまうのではないかと思い、
理屈抜きで、私を介して、世界につなぎとめておきたかったから。

でもキミは悲しい生き物で、
引き戻す私を見て、自分の存在価値を測っていただけ。
私の目の前で、たびたび自分を刃物で傷つけたのは、
ただ私の気持ちを試していただけ。
ある日その隠された意図に気付いて、私はキミのもとを去りました。

なぜなら、キミが思うように他人の心が信用できないものだとしたら、
キミが他人である私に依存して生きるのは無理でしょう?

この見え透いた矛盾の中、いくら私の心を試しても、
君は満たされることがないばかりか、
永遠にそして無駄に私の心を抉りつづける。
私のキミへの気持ちは決してわかってもらえないという事実に直面して絶望したのです。

キミへ 1

2004年6月10日 キミ
本当に記憶を消したいとしたらどういう方法にしますか?
お酒を飲んでも、醒めればまた同じこと。
死ぬ?
そんなに短絡的にならなくても、生きていれば忘れます。
時間が経てば生きるために必要でない記憶は消える。
嫌いな人なら無視、苦い記憶なら改竄。
人間の自然な自己防衛です。

要するに、記憶によって未だになにかを惹き起こすようなら
それは忘れたくない記憶ということ。
自分が無意識に執着している対象を確認する瞬間です。

一つだけ明言しておきましょう。
私はキミのことは忘れました。
忘れていないのはキミの方。

今、君の話を聞いても私の心は何一つ動かないし、
そもそも記憶自体がない。
キミが誰かに言うとおり、本当に記憶がないのなら
私の反応で何故情緒不安定になるのですか?
自己矛盾している割にいつまでも自分の矛盾を認められない体質。
変わらないですね。
相変わらず人間らしくない。

皮肉なことに、
キミのことを一番わかっているのは私。
後にも先にも、私以上にキミのことを理解できる人はいない。
それに気付いて怖いのでしょう。

いつになったら前を向いて歩けるの?
私がいなくて歩けないのなら、キミはここでおしまい。

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